第3回の今回は、スウェーデンのオラフさんがゲストです。
オラフさんは、名古屋商科大学留学中にスウェーデン大使館でのインターンシップでも勉強をしながら、日本には足掛け2年滞在していらっしゃいました。その滞在中には、当団体の大阪英語村・ブリティッシュヒルズ英語研修ツアーの指導を引き受けてくださったりと、ご縁の深い方でもあります。
集団免疫獲得をめざし、ロックダウンを行わない国として、唯一の政策を打ち出しているスウェーデン。
県公務員として投資商務部で働くオラフさんとのミーティングは、驚きと感動の連続でした。
ロックダウンを行わない=普段と変わらない生活
と私達が勝手に思い込んでいたのは、大きな間違いで、
公共交通機関をなるべく使用しない、ソーシャルディスタンスを保つ、
手を洗う、ステイホーム、リモートワーク、集団での活動NG,イベントNG
と政府が国民に伝えている情報や、実施している内容はほぼ日本と同じでした。
違うのは、政府がレストランや商業施設、娯楽施設などに休業要請しなかったこと。
施設のオーナーや代表者が自ら考え、その必要があれば自主的に休業をした。というものです。
死亡率が高いと言われているけど、その多くは高齢者だから、ある意味納得もしている。
もし都市封鎖を強制的にしたとしても、やりたい人はやりたいようにやるよね。
それよりも、自分自身で考えて、どのように行動するかが大切なことだ。
とオラフさんは語ります。
一線を画する政策の裏には、成熟した国民性があってこそだと感じた一瞬でした。
予定の1時間はあっという間に過ぎてしまい、すべての参加者に質問の時間を持つことができなかったことは
大変残念でしたが、下ばかり見ていた視界が、上向きに広がった1時間となりました。
ご参加くださった13名の皆さま。ありがとうございました。
2020/06/07