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イベント名:昭和の魅力を語ろう

開催日時:2015年7月5日(日曜日)
場所:昭和日常博物館
内容:歴史民俗資料館 館長のキーノートスピーチのあとワールドカフェ方式により4つのテーマに沿ってグループごとに対話をします。参加者のみなさんの経験や知恵、アイディアを持ち寄り違いを楽しみ参加者同士の交流を目的としています。


昭和日常博物館の素晴らしさ

大きな風呂敷包みを持った市橋館長のキーノートスピーチから始まりました。何が出てくるのか参加者のみなさんは興味津々です。取り出したものは昭和時代の定番・洗濯板!また、角を切って使っていたナフタリンの袋まで見せてくださいました。「昭和」は福祉、教育、商業など様々な分野で定番化されていますが、昭和日常博物館は他に類を見ない所蔵品のある稀有な存在となっています。


テーマ①
あの昭和の道具はこんな風に使える!

洗濯板は汚れた靴を洗う時に使ったり、火鉢は水槽やプランターの台に使う、というアイディアが出ました。また湯たんぽは素材は変化しても、今も根強い人気もの。金たらい、ふろしきなども便利なものだとの意見が多数出ました。


テーマ② 
忘れられない昭和の味は?

インスタントラーメン、レトルトカレー、ラムネ、化学調味料、粉末のプリンの素、フルーツの缶詰など、さすが食の思い出はみなさん、よく覚えていらっしゃいます。また旬の野菜や果物がそのままおやつになったりおばあちゃんが手間ひまかけて作ったお惣菜や、家族でついた餅なども懐かしいものとして挙げられました。


テーマ③
昭和よりも進んだ現代における心は?

核家族化が進み地域のつながりも薄れてきている現代。やはり地域の組織である青年会、子ども会が現象していることを実感されているという意見が出ました。社会は進化しても心は進化しておらずやはり地域のつながりは過干渉にならない程度に必要であり、結局大切なのは人と人とのつながりや絆だと感じる方がほとんどでした。


テーマ④
世界に伝えたい昭和の思い出は?

紙芝居、チンドン屋、銭湯、畳、欄間、蚊帳、風鈴、風呂敷、お弁当などなど、このテーマでもたくさんのものが挙げられました。例えば風呂敷はものの大きさにかかわらず色々な用途に使える便利な日用品です。このように自分の頭で考えそれを具現化できるようなもの、そういうものすべてを世界に発信できたら、という意見が出ました。


昭和を懐かしむひと時は貴重な時間でした。

ワールドカフェ方式での対話は初めての方がほとんどでしたが、各テーブルにファシリテーター(進行役)が付きみなさんがリラックスした中で意見を出せる雰囲気作りをしたことで大変活発な会となりました。参加者のみなさんがそれぞれの意見を尊重し共有できたことは貴重な体験だったことと思います。

   
   
   

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