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タイの人身取引被害者保護福祉センターで活動をしてきた佐藤さんとツナガりました!

今回はJICA海外協力隊で日本語教師として応募して、タイの人身取引被害者保護福祉センターに派遣され、2年間活動をしてきた佐藤仁美さんをゲストスピーカーにお迎えしました。彼女の湧き上がるその行動力がどこから来るのか、どういった経緯を経てその支援活動に携わることになったのか、そして今後のことなど、たくさんお聞きすることができました。

国際協力に興味を持つきっかけは、小さい頃テレビで観たエチオピアの子どもたちの様子とのこと。自分と同年代の子どもたちが飢餓に瀕しているのを目の当たりにして自分に出来ることはないだろうか?と考えたそうです。そして、中学生の時、教科書に出てきた「国境なき医師団」の話を読み、国際協力に携わることに憧れを持ったとのこと。

その後、大学の語学研修でシンガポール、イギリスに行き、アメリカで1年間の留学生活をする中、メキシコの国際NGOでトイレを作るボランティア活動に参加し、その活動が国際協力の原点になったそうです。ありがとうと言われる喜び、知らない世界を学ぶ楽しさ、自己有用感などたくさんの充実感を得た仁美さんはその後、JICAのエチオピアでの活動に2週間参加します。そしてそこで他のJICA隊員の活動を見ているうちに本格的な活動に足がかりを見つけます。「やりたい!やれる!」と自信が持てたとのこと。ここまで振り返ってみると一歩ずつ着実に自分のやりたいことを見つけながら前進している仁美さんの生き方が見えてきます。

それからJICAに応募し、赴任地としてタイに派遣されることが決まり、政府によるシェルターで12歳から18歳の少女たちのために活動に従事。その目標は「彼女たちの自己肯定感を高めること」と「将来の仕事の幅を拡げることができるようにすること」。これは、そのまま、仁美さん自身の生き方を体現しているような気がしました。

参加者全員が、仁美さんの「感動を自分の行動に変えていく実行力」「異文化に対する好奇心」「弱者に対する暖かい心」に感動の嵐でした。

この4月から人身取引に関する研究をしたいということで大学院に進まれることが決まっているとのこと。シェルターを出た後の少女たちの追跡研究をされたいそうで、その方向性の定まった情熱に感動しました。世界の弱者のためにまた大きく一歩を踏み出す仁美さんと一緒に「指❤」を作って記念写真。佐藤さんが世界のために一歩踏み出す瞬間に立ち会えて嬉しかったです。

またいつかつながりましょう!

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