2021年2月23日(火) 天皇誕生日 北名古屋市の名古屋芸術大学アートスクエア(文化勤労会館)で2030SDGsカードゲームのワークショップを開催しました。
コロナ対策を万全にしながら、集まった16名の参加者全員で「ひとつの仮想世界」を作るゲームを体験しました。
ルールはふたつ。経済、社会、環境に関連したプロジェクトを実行しながら自分の選んだ「人生のゴール」を達成すること、そして私たちが作る「今日のこの世界の状況」をよりよいものにしていくこと。人生ゲームに似ています。
前半終了後の振り返りでは、ほとんどの参加者が、自分の人生のゴールをするのに必死で、周りの人や世界のことについては全く配慮する余地がなかったとのこと。全員でその時の「世界の状況メーター」を見て、自分たちが作り上げた世界はどんな世界なのか、を共有しました。
後半は参加者同士で活発にコミュニケーションを取る姿が見られ、環境保護団体を作って人々に呼びかける国が出てきたり、環境や社会が少しずつ良くなるにつれて、会場から拍手が沸き起こるような状態に。
終了時には、なんと全員が人生のゴールを達成!
10回やって1回程度といわれる「全達成」という快挙を成し遂げました。
「一人ひとりが少し周りに目を向けて少しずつ行動を変えていくことで、世界の未来が明るくなっていくと感じた」「時間さえあれば環境をよくできる機会を得たのに、行動が遅すぎた。現実の世界も同じだと感じた」「これからは疑問に思ったことをそのままにしないで調べる」「深く考える」など、大きな学びがあったようでした。
「地球はつながっている」そして「わたしも起点」。このワークショップが、一人ひとりの意識が変わるきっかけになることを願っています。
2021/02/26