ツナガルプロジェクト第7回 1月24日(日)17:00~18:00
今回のゲストスピーカーは、南アフリカ出身のサマンサ・ヤングさんです。
「南アフリカのことをどれだけ知っていますか?」と題し、参加者16名がクイズを交えた楽しい1時間を過ごしました。
南アフリカといえば何を思い浮かべますか?
参加者からは、サッカー・ラグビー・鉄鉱石・ネルソンマンデラ・野生動物・レインボーネイション…などなど
連想される言葉が次々発言されました。
国の存在は知っているけれど、実際はよく知らない南アフリカ。
サマンサさんのナビゲートによる、南アフリカに出発です。
レインボーネーション(虹の国)という素敵なニックネームを持つ南アフリカ。
日本の3.2倍の国土に、日本人口の半分くらいの人々が生活しています。
9つの県に、首都は3つ、公用語はなんと11もあるというのですから、
とにかくすべてが多様性に富んでいて、南アフリカを一口に語れないのも、その魅力でしょう。
サマンサさんの発案で、クイズ形式でプロジェクトは進んでいきます。
「南アフリカでBig5と言えば、どんな動物でしょう」からクイズはスタートしました。
危険な動物という意味と、人間の乱獲による絶滅危惧種という2つの意味をもつBig5。
参加者の回答リレーにより、5種の動物を見事言い当てることができました。
文化や食べ物など、さまざまなクイズで盛り上がってきました。。
南アフリカの歴史「アパルトヘイト」に話は変わります。
アフリカーンス語で「分離」を意味するアパルトヘイト。
ヨーロピアンとそうでない人の人種隔離を意味しています。
そして、ネルソン・マンデラが黒人初の大統領に就任した1994年までの48年間は、国の正式な政策でした。
1994年と言えば、つい27年前の話です。
重くなりがちな歴史ですが、明るい未来の話題へと転換していきます。
国旗は、アパルトヘイト前のものと、それ以降のものとの2つが存在するとのことです。
現在使用されている後者の国旗は、Y字が横たわってデザインされ、6色がカラフルに配置されています。
色が持つそれぞれの意味は?というのが最後のクイズでした。
参加者が思いつくこと、連想することを銘々に発言していき、最終的には全問正解にたどり着きました。
Yの意味は残念ながら、サマンサさんの答えを待つことに。
二股となっていた道も、今後は共に一つの道を歩むという目指すべき国家像が描かれているそうです。
なんて素敵なメッセージ!
国旗に関する説明も諸説あるというのですから、それもまた驚きです。
「自国を紹介するのは、とても難しく感じました。とにかく私の国は多様性に富んでいて、私もごく一部だということ。私が南アフリカの代表というのではなく、私目線からの南アフリカをご紹介します」
サマンサさんが冒頭で伝えてくださったように、「多様性」は南アフリカを語る上で、本当に重要なキーワードとなっています。共にひとつの道に向かって進むという国家像は、多様性を共受して現代を生きる私達の命題でもあると感じたプロジェクトでした。
終始明るい笑顔で、さわやかに自国を紹介してくださったサマンサさん。
楽しく学べた1時間でした。本当にありがとうございました。